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とももも桃も桃のうち


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by tomomo_tomopan
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あれから一年・・・

去年のクリスマスはたぶん一生忘れることができないと思う。
選択の余地のない最後通牒を突きつけられ、屈辱の言葉を受け取った日だ。


先日の23日、僕は仙台を引き払い、東京へと戻った。


引っ越しの日にちまで、自分の心はどのように動いていくのかがすごく興味深かったのだが、
前日までなんの感傷も感慨も受けずに、引っ越しの期日だけが迫っていった。
そして、荷物を運んで綺麗になった部屋をみても、
多少寂しさは感じたけれど、僕の心が揺さぶられるようなことはなかった。


クリスマスになると、仙台駅前の通りはイルミネーションで彩られるのだが、
バスに乗り、駅までの道が渋滞に巻き込まれ、全くバスが動かなかった時、
そのイルミネーションを見ながら、とても強い感情が押し寄せてきた。


なぜ、ぼくは東京に戻らなければならないのだろう。


わき上がってきた感情は寂しさでも、楽しかった思い出でもなく、
屈辱の気持ちと、自分自身の情けなさと、忸怩たる思いだった。
不思議なことに誰かを恨んではいない。
また、自分自身の決断が誤りであったとも思わない。
ただただとても悔しい思いだけが、常に心に去来した。

一昨年一年間は絶好調の年だったと言っても過言ではなかったと思う。
素晴らしかった事が特にあったわけではないし、むしろ失敗だってたくさんしたのだけど、
その失敗ですらも自分の血肉になっていたし、とても成長できた一年だったと思う。
今は道が違ってしまったけれど、魅力的な人に出会えたことは本当に喜びだった。
学問の方だってアイデアはいっぱいあったし、本当に研究するのが楽しかった。

思えば、去年のクリスマスイブはとても幸せだったと思う。
同じように駅までの道で渋滞に巻き込まれ、全然車は動かなかったし、
結局途中で車を置いて駅まで歩いていったのだったが、心は満ち足りていた。
あの時はイルミネーションがとても綺麗だとは思っていなかったけれど、
きっと僕のこころには光り輝いていたのだと思う。


だからこそ、僕は同じイルミネーションの下で悔しさがわき上がってきたのだろう。


去年までの僕は知らなかった。こんなにも苦しい一年が待っていたなんて。
全てがうまくいくのだと、あの時は信じ切っていた。
運命とは本当に残酷なものだと思う。


「仙台の屈辱」


「カノッサの屈辱」よろしく、僕は心の底でこの仙台での生活をそう形容している。
就職が決まって、どんなにおめでとうの言葉を言われてもまだ胸が本当に痛い。
様々な人に言われた残酷な言葉が頭によぎり、眠れないことだってまだある。
人生は無駄にならない、苦労は身に付くのだと言われたって、
頭では理解していても、経験や知識が役に立つなんてほとんど思えなくなった。
僕はきっとこの屈辱を永遠に忘れることはできないだろう。


でも僕は必ず帰ってくる。
このままでは終わりたくない。


とりあえず、サヨナラ、仙台。


夢や信念はずっと心の中にとめて、
この三年間で応援してくれた人に感謝の気持ちを忘れず、
傷つけた人たちに対して常にお詫びの気持ちをもって生きていきたい。

 * * * * * * * * * * * * * * * * * *

今年は本当にひどい年だったなぁ。
来年は本当にいい年になって欲しい。
そして、その為にはいい年になるような努力をしなければならないのだと改めて思う。
by tomomo_tomopan | 2007-12-31 19:02
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